シェフのこだわり
オマール海老のビスクに焼いた赤エビを加えたダブルシュリンプカレー。カレーは濃く深い「ジュ・ド・ヴォライユ(鶏の濃厚出汁)」を使ってコクと味わい豊かになりました。
2種類の海老の風味と味わいが引き立った一品です。
フォン・ド・オマール
「フォン・ド・オマール」とはカナダ産オマール海老、たまねぎ、トマト、にんじん、セロリ、ニンニク、魚のブイヨン、トマトペースト、オリーブオイル、ワイン、ブランデー等で作るフランス料理には欠かせない海老の出汁です。これをベースにソース・スープ・パスタなど用途によって更に変化していきます。
また、
カレーに使うスパイスとの相性も良く相乗効果で旨味や深みが際立ち、バランスの良いカレーベースに仕上がりました。
赤エビ
アルゼンチン南部の大西洋で多く獲れる中型エビで、和名では「アルゼンチンアカエビ」と呼ばれています。「アスタキサンチン」という天然色素が含まれており、全体がオレンジがかった赤色をしています。
赤エビは全て天然物。漁獲し、鮮度保持のために船上で急速冷凍してから輸入します。そのため、とても鮮度がよく、寿司や刺身、カルパッチョなどにして生で食べることができます。赤エビは生ではとろっとした食感、加熱するとプリッと程よい歯ごたえを楽しむことができ、更に焼くと香ばしい香りが何とも言えません。
ジュ・ド・ヴォライユ(鶏の濃厚出汁)
フランス語で「jus de volaille」、直訳すると「鶏肉の汁」。
フランス料理でよく使われる「出汁」で、
香ばしく焼き上げた鶏の風味と旨みを逃さないよう、短時間で抽出しています。
魚介系の料理にもよく使われ、ジュ・ド・ヴォライユを入れることで旨味を最大限に引きだすことができ、海老の香ばしさとよく合います。